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時間と空間、計算機自然と芸術
Perspective of Umwelt
Time and Space, Digital Nature and Arts
落合陽一は「物化する計算機自然」というキーワードで、計算機(コンピューター)と自然の間の隔たりのない関係性の末に生まれる相互変換を探求しつづけています。今回は会場である自然史博物館の膨大な所蔵品に向き合い、これを高精細の画像で撮影。さらにそのイメージの投影のためにつくりだした新しいメディア装置を使って、北九州で育まれた壮大な生命の物語を、観客を包み込むような様々なメディア装置で描き出します。古代と現代、ミクロとマクロ、人工物と自然物、デジタルとアナログの関係性を往来し、我々が生きている時代とは何か、途切れることのない生命の歴史は何を意味しているのか、人文諸学と自然科学の関係性や地球と持続可能性などの大きな問題を、環世界という観点から問いかけます。