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Yoichi Ochiai

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変態する音楽会

落合陽一×日本フィルプロジェクト VOL.2

Transforming Orchestra

Yoichi Ochiai&JPO Project Vol.2

変態する音楽会のキービジュアル

Artist Statement

オーケストラの持つ質量について考えていた.

デジタルのもたらす原始的な共感覚化,感覚の変換,音と光と身体性のシナスタジア.

オーケストラが輸入されて90余年,標準化と工業化の末に到来したデジタルの自然は質量を伴う日本の原風景とどうやって融合し,音の持つ感覚の軛と帳をトランスフォームするのか.耳だけでなく,目だけでもない,デジタルは時空間の情報を他の感覚へと変換可能にする.そんな時代にオーケストラを構成する身体と一回生の織りなす集中力を形容する言葉はなんだろうか.それは祈りに近しいのかもしれない.

多様化する感覚とデジタルの持つ原点回帰の中にアナログへの憧憬を探している.日本の風景の中にも日本的美的感覚に接続されたオーケストラやデジタルの風景が存在するはずだ.

一昨年からの日本フィルとの取り組みの中でデジタルが拡張するオーケストラの感覚的な軛と帳からの突破を身体性に求めて探索してきた.その共感覚的な風景を日本の原風景に接続する祈りの場を作りたい.

プラスチック・鉄・農村・自然・工業・鉄道・近代インフラ・電気・マスメディア,石の文化と隔絶された島国に見える美意識はデジタルと融合することでことなる美意識を作り出すのではないだろうか.そういったコンテクストを更新することで音から始まる共感覚の憧憬をデジタルを用いて描き出す.

Date
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Venue
Tokyo Opera City Concert Hall
Time
19:00 -
Price
¥24,000 - ¥3,500
Artist
EBIHARA Hikaru (Conductor)
OCHIAI Yoichi (Director, Producer)
WOW (Visual Performer)
EBARA Yoko (MC)
Organizer
Japan Philharmonic Orchestra
Others
助成:東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京
協力:落合陽一(ピクシーダストテクノロジーズ株式会社)、TBWA\HAKUHODO、富士通株式会社、株式会社プリズム
Web Site
https://japanphil.or.jp/concert/23302

プログラム/Program

ドヴォルジャーク:スラブ舞曲第1番

ブラームス:ハンガリー舞曲第1番

サン=サーンス :交響詩《死の舞踏》(ヴァイオリン・ソロ:鎌田泉)

ビゼーによる舞踊組曲(海老原光編)

 《アルルの女》第2組曲-ファランドール

 《カルメン》組曲 - ハバネラ、アラゴネーズ、セギディーリャ、ジプシーの踊り
ラヴェル:ボレロ